2013年5月17日金曜日

運行管理者の業務に必要な実務上の知識-まとめ


運行管理者試験、5項目目は「運行管理者の業務に必要な実務上の知識」です。
運行管理者試験の5項目の中で、最も得点が難しい項目だと思います。
そして、この項目は30問中7問が出題されますが、最低でもこの項目の中で2問正解しないと、ほかの項目が満点でも不合格となってしまいます。
難しい解釈の問題も多々ありますが、一通りこの記事なりテキストを読んでから、ひたすら過去問を解くのが、唯一の対策だと思います。

赤字で表記されている部分は特に重要な部分ですが、この項目は特にどこから問題が飛び出してくるかわかりません。
できるだけ多くの資料を読む事をおすすめします。




・運行管理者の役割は、「輸送の安全の確保と、交通事故の防止である。」

・整備不良などによる、運行の可否の決定は、運行管理者ではなく、整備管理者が行う。

・車両総重量8t以上、最大積載量5t以上の自動車を5台以上保有している営業所は、整備管理者を選任しなければならない。


・交通事故による負傷者の割合は、  乗車中>自転車>二輪車 である。

・交通事故による死亡者の割合は、  歩行中>乗車中>二輪車 である。

・交通違反による事故の割合は、  安全不確認>わき見運転>動静不注視 である。


・日本のCO2排出量の約2割を運輸部門が排出している。また、その9割が自動車に起因して排出されていると言われている。

・1:29:300 ハインリッヒの法則(1つの重大事故の影には、29の軽症の事故があり、その影には300のヒヤリ・ハットの事例がある。)

・適正診断は、安全運転にとって好ましい方に変化する動機付けを行うために受診させる。

・停止距離とは、空走距離と制動距離を足したものである。

ベーパーロック現象とは、ブレーキの内部に気泡が発生し、ブレーキの効きが悪くなることをいう。

フェード現象とは、ブレーキが加熱され、ドラムとライニングの摩擦が低下することによって、ブレーキが利きにくくなることをいう。

※上記の二つは、混合して出題されることが多いので、その違いを理解しておくこと。

スタンディング・ウェーブ現象とは、タイヤの空気圧が低い状態で走行している時に、タイヤが波を打つようにして破裂することをいう。

ウエット・スキッド現象とは、雨の降り始めに路面が滑りやすくなることをいう。

睡眠時無呼吸症候群は、放置すると重大な合併症を引き起こすことがあるが、治療は容易である。


・踏切内で車両が故障するなどして、直ちに動かすことが困難なときは、無理をせず速やかに踏み切り異常ボタンを押す。

・事故の時は、負傷者の救護をし、救急車を呼び、道路上の危険を防止するなどの措置をとる。

・乗務の記録は、特定中型車両以上の車両においては、その内容をできるだけ詳細に記録しなければならない。


・事故の記録は、30日以内にそれを作成し、その事故があった日から起算して、3年間事故の記録を保存しなければならない。




※計算の知識※

走行時間=走行距離÷平均速度
走行距離=平均速度×走行時間
平均速度=走行距離÷走行時間

よく使います。



1秒間に進んだ距離を計算する時

(時速×1000)÷3600

空走距離なんかを計算する時によく使います。







★条文などはありませんが、点呼に関する内容もよく出題されるので、きちんと解釈できるようになっておいてください。
かなり前は、難しい計算問題が出題される事も多々あったようですが、最近はどちらかといえば計算問題は易しめで、むしろ過積載に関する問題や、乗務時間制限・拘束時間制限等の問題が増えているようです。

運行記録計の読み方も、テキスト等で勉強する事をおすすめします。
運行管理者の業務に必要な実務上の知識 に関しては、色々な資料を見て解釈を深める事が一番良いと思います。
それでは、合格目指してがんばってください。

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